第22回 リフォームについて
皆さんこんにちは。穴吹ホームテック・リフォーム事業部の近藤です。
第15回で、アフターサービスのご紹介をしておりましたが、今回は私が担当している“リフォーム”についてお話しします。
「これから住宅を検討するから、リフォームは関係ない」とお考えの方もいらっしゃるでしょうが、将来の参考にしていただければと思います。
■リフォームを希望されるのは
私が担当していて感じるのは、やはりお子様が独立して、落ち着かれた方が多いですね。
これからの老後に向けての準備といったところでしょうか。
住宅の場合、結婚してお子様が産まれた頃に持たれる方が多いと思うのですが、住宅も人間同様、歳をとります。
お子様が独立するまでの間に老朽化していき、様々なところに傷みや不具合が生じます。
しかし、養育費や学費を考えると、なかなかリフォームにも踏み切れずに、我慢を強いられている方が多いのかもしれません。
そういった方々も、お子様が独立し、ある程度先の見通しが立った時に、初めて今後のご自分たちの生活を見つめなおし、リフォームへ踏み切るといった方が多いように思います。
また、逆にお子様が結婚して独立をする際に、ご両親の住んでいる住宅を増築して、二世帯住宅へのリフォームや、結婚を期に中古のマンション・一戸建てを購入して、自分たちのライフスタイルにあった形へリフォームするなど、30台前後の若い方もいらっしゃいます。
もちろん、ますます加速する高齢化社会です。
バリアフリー住宅へのリフォーム希望も増加しつつある事は、忘れてはいけないと思います。
■リフォーム実例
■どんなリフォームが多いのか
皆さんの予想通りでしょうか?間取りの変更・水廻りの変更が多いです。
新築で一戸建て・マンションを購入される方の中には、間取りに関しては多少妥協されて購入されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
例えば、「和室は要らないからその分広いリビングが欲しい。」「狭くてもいいから自分だけの書斎が欲しい。」など。
購入時に変更される方ももちろんいらっしゃいますが、家族構成などによってその点は我慢されるというケースもありますよね。
また、購入時には満足していても実際生活をしてみると改めて気づく不満もでてくるかもしれません。
「思ったより収納スペースが少なかった。」「家具を設置するスペースがなかった。」「もう少し広いお風呂がいい。」などなど。
そこで初めて、私たちの出番となる訳ですが、ここでひとつネックになってくるのが、意匠と構造の両立です。
例えば、この壁を取り払って一つの部屋にしたい!と思われた際に、その壁がどうしても取り払えない、構造上必要な壁だったりする場合も当然出てきます。
実際にこの壁取り払っても大丈夫?など、疑問を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
構造計算書の偽装問題を受けて、建物の構造にはナーバスになっている方が多いと思います。
そういった方々に安心してリフォームに取り組んでいただけるように、私達はプロとして、断固無理な事は無理とお伝えし、お客様のニーズにあった間取りを一緒にご相談させていただきながら、模索していくようにしております。
水廻りに関しては、既設配管の都合などにより制約が多く、非常に難易度の高いリフォーム工事となりますが、もちろん対応は可能です。
最近の住設機器の技術進歩は凄まじく、現在の使い勝手や機能面に不満を持たれている奥様方にとっては一番関心を寄せられている事柄ではないでしょうか。
また、実際リフォームをされて最も満足感を得られるのも、水廻りのリフォーム工事だと思います。生活に密接した部分ですから。
後は、先ほど述べた通り、ご自分の住宅の構造に不安を抱かれ、耐震補強工事をご依頼される方が増えつつあるのも最近の傾向です。
そういった場合も、壁量計算に始まり、プロとしてのアドバイスをさせていただいています。
■リフォームを受けて思うこと
私は元々、新築の工事を担当する部署におりました。
新築とリフォーム、命の器を扱う仕事という点では同じですが、アプローチの仕方は全く違うように思えます。
いうなれば、新築工事は減点法。リフォーム工事は加点法でしょうか。
新築をご希望されるお客様は、常に頭の中のイメージとして100点のイメージを持たれています。
工事する我々は、その100点のイメージを損なわないようにして、お引渡しの日を迎えるように努力していきます。
逆に、リフォーム工事は現状に不満がある訳ですから、0点に近い状態からのスタートですよね。
また、現状からリフォームした際のイメージもわきにくいことと思います。
後は我々が提案し、手を加えることで100点に近づいて行きます。
もっと言えば、私たちの提案次第ではひょっとしたら、120点のものにすることが出来るかもしれません。
そういう意味では、リフォーム工事は担当するもののイマジネーションが十二分に発揮できるフィールドだと思いますし、無限の可能性を秘めているように思えます。
工事を担当させていただくに当たっては、与えられた物をただ造っていくのではなく、せっかくご縁があって出会えたお客様な訳ですから、私にしか出来ない提案をさせていただいて、十分ご満足していただきたいと常に思って業務に当たっております。
■リフォームを担当してのやりがい
住宅も人間同様この世に生を受けたその瞬間から、一つの運命と戦う事になります。
それは、ずばり老朽化です。
人が住まう命の器にも当然寿命があります。
長い年月、風雨に晒され、灼熱の太陽に焼かれ、運が悪いときには、地震によって基礎から打ち砕かれることもあります。
長く時を過ごす我が家は、誰しも愛着がありますよね。
そういった、住宅の命のケアをする我々は、言うなれば「ハウスドクター」と言ったところでしょうか。
そういった老朽化した住宅が我々の手によって 蘇るのです。
命を扱う仕事ですから、凄く尊い仕事だと思っています。
何より、お客様は現状の住宅に不満を抱いているからこそ、我々にご依頼くださいます。
長く暮らしてきた住宅には愛着もありますし。
我々の手によって、蘇った我が家を見て喜ぶお客様の笑顔を拝見した時が、最もやりがいを感じる瞬間です。
不満が解消された時って、誰もが嬉しいですよね。
そこは新築工事にはない、喜びだと思います。
先ほども申しましたが、リフォーム工事は正に担当者のイマジネーションの結晶です。
ただ漠然とありきたりな物に仕上げていく事はそれは一つの手法ではありますが、やはりそれなりの満足しかしていただけないと思います。
自分でイマジネーションを膨らませ、お客様と密接に打合せを行い、私の提案にご理解いただき、かつ仕上がりに満足いただいて「ありがとう」の一言をいただいた際は、この上ない至福の瞬間ですね。
なかなか難しいことですが、難しいからこそ、挑戦し乗り越えないといけないんでしょうね。
今後更に努力を重ね、「穴吹の匠」となって、一人でも多くのお客様を幸せに出来るように頑張ります。







